2017年1月7日土曜日

ハムレット(HAMLET)

ハムレットはDavid Parlettが創作した、トランプを使ったトリックテイキングゲームです。
このゲームは3人用です。
通常のトランプ52枚より各スートの2~6を抜いた後、ジョーカー1枚を加えます。
全部で33枚になります。
カードの強さは:A>K>Q>J>10>9>8>7
です。
ジョーカーについては後述します。
このゲームは時計回りで進行します。
じゃんけんなどで適当に最初のディーラーを決めます。以降時計回りに持ち回りです。
ディーラーはよくシャッフルしたあと、各プレイヤーの手札が11枚になるように配ります。
各プレイヤーは手札を見た後、裏向きにカードを1枚場に出します。
ただし、ジョーカーを場に出すことはできません。
場に出た3枚のカードで、切り札とゲームの種類が決まります。3人全員がカードを場に出したら、場に出したカードを全て表向きにします。
切り札とゲームの種類が決まった後、場に出したカードは各自の手札に戻します。

切り札とゲームの種類の決定

場に出たカードのうち、2枚以上同じスートであれば、そのスートが切り札になります。
例えば、3枚中2枚が♣だった場合は、♣が切り札です。
もし3枚とも異なるスートの場合は、場に出ていないスートが切り札になります。
例えば、場に出た3枚のスートが♣、、♠だった場合はが切り札になります。
さらにプレイするゲームの種類も決まります。
ゲームの種類は2つ、「トゥビー(To Be)」と「ノット・トゥビー(Not To Be)」があります。
もし場に出た3枚のうち、1枚でもK,Q,Jがあれば「トゥビー」
K,Q,Jが1枚も出ていなければ「ノット・トゥビー」になります。
「トゥビー」では、ゲーム終了後に決まる「ハムレット」になったプレイヤーが多くの得点をもらえます。
逆に「ノット・トゥビー」では「ハムレット」になったプレイヤー以外が、より多くの得点をもらえます。

ハムレットの決定

プレイの説明をする前に、肝心の「ハムレット」がどう決まるかを説明します。
「ハムレット」の決まり方は2通りあります。
  • 11トリック終了後、同じトリック数が2人いた場合、異なるトリック数を取ったプレイヤー
  • 11トリック終了後、3人とも異なるトリック数だった場合、2位のプレイヤー
つまり「ハムレット」になるには、他の2人と異なるトリック数を狙うか、または2位になるです。


ゲームのプレイ

ディーラーの左隣が最初のリードプレイヤーです。
ゲームはマストフォローのトリックテイキングゲームになります。
つまりリードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。
ない場合に限り、何を出してもかまいません。
リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
ジョーカーはリードの時に出すか、またはフォローできなかった場合のみに出せます。
フォローできなかった場合は、ジョーカーを出しても良いですし、他のカードを出してもかまいません。
リードでジョーカーを出した場合は、必ず勝ちます。他のプレイヤーは何を出してもかまいません。
もし、ォローできずにジョーカーを出した場合は、必ず負けます。

得点計算

11トリック終了後、得点計算をします。
ゲームがトゥビー」だった場合、「ハムレット」になったプレイヤーが1トリックにつき10点獲得します。それ以外のプレイヤーは、1トリックにつき1点獲得します。
ゲームが「ノット・トゥビー」だった場合、「ハムレット」になったプレイヤーが1トリックにつき1点獲得します。それ以外のプレイヤーは、1トリックにつき10点獲得します。

ゲームの終了

ゲームの終了は250点先取したプレイヤーがいれば、その時点で終了です。
最も得点の高いプレイヤーの勝利です。
もしくは適当に任意のゲーム数を決めて、プレイしてもかまいません。


何度かプレイしました。なんとも方針の建てづらいゲームです。
ゲームとしてはなかなか楽しめました。時間調整の合間に遊ぶにも良いかもしれません。
変則的なトリックテイキングゲームが好きなら、お勧めいたします。
参考URL
HAMLET / David Parlet(Togetter)
David Parlett'S ORIGINAL CARD GAME


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