2017年12月3日日曜日

ジャーマンホイスト(German Whist)

ジャーマンホイストは2人用のトリックテイキングゲームです。
ルールに関しては、「練馬おやこボードゲームの会」で丁寧に説明されていますので、私のブログはさっくり説明するとともに、戦略などにも触れてみたいと思います。

ルール

このゲームは前半戦と後半戦に分かれます。
山札があるうちは前半戦で、後半戦に向けて手札を整えていきます。
このゲームの目的は、後半戦に相手より多くトリック数を取ることが目的のゲームです。
このゲームでは通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚を使います。
じゃんけんなど適当な方法で最初のディラーを決めます。
以降はディラーを代わり番こに行います。
ディラーは互いの手札が13枚になるよう配った後、残ったカードは山札として、裏向きのままテーブルの中央におきます。
その後ディラーは山札の一番上のカードだけ表向きにします。
表向きになったカードのスートが切り札になります。
切り札は1ディール(ゲーム)終わるまで変わることはありません。
カードを配らなかったプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
ゲームはマストフォローのトリックテイキングゲームになります。
リードプレイヤーは手札から任意の1枚表向きに場に出します。
もう一方のプレイヤーは、リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。
ない場合に限り、何を出してもかまいません。
切り札が出された場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
山札があるうちは得点がつきません。取ったカードは裏向きにして脇に置きます。
切り札がでなかった場合、リードで出されたスートのうち、一番強いカードを出したプレイヤーがトリックをとります。
トリックを取ったプレイヤーは、山札から表向きになったカードを取り手札に加えます。
その後負けたプレイヤーは、山札の一番上のカードを裏向きのまま取り、手札に加えます。
お互い山札から1枚ずつ取った後に、山札の一番上のカードを表向きにします。
トリックを取ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
山札がなくなるまで手札の補充を行います。
直前にトリックを取ったプレイヤーがリードプレイヤーになります。
同じようにトリックテイキングを行いますが、取ったトリック数がわかるように取ったカードを裏向きに置いていきます。
1トリック取るごとに1点得点がつきます。
お互いの手札がなくなったら、1ゲーム終了です。
1ゲーム終了後、より多く得点を取ったプレイヤーの勝ちになります。


ジャーマンホイストの戦略

このゲームでは山札があるうちは、後半に勝てるようできだけ手札を整えていくのがポイントです。
要らないカードが表向きになっているときは、わざと負けることも必要になります。
また相手が表向きのカードを手札に入れた時は、できるだけ覚えておくと良いでしょう。
前半戦で切り札が使われたときはカウンティングすると、より勝利につながるかもしれません。


ジャーマンホイストのバリエーションゲーム

得点のバリエーション
前半も得点になります。つまり前半、後半含めて1トリック1点になります。
またMeggieSoft Gamesのジャーマンホイストでは50点先取で勝利となっています。
実際に得点制でプレイする際は、30点ぐらいが良いと思います。

初期手札のバリエーション
最初に手札に配る枚数を11枚にします。その後裏向きのまま4枚ずつくばります。
この4枚はトリックに勝たないかぎり見ることはできません。
またフォローできないとき、裏向きの4枚から出すこともできます(勿論手札からプレイしてもかまいません)


ジャーマンホイストは、2人用のトリックテイキングで、シンプルなゲームですが、
後半に勝つためには作戦も必要になります。
合間でも気軽に楽しめるゲームです。
是非ゲーム会で2人で浮いていたら遊んでみてください。

参考サイト・参考文献

Gambiter
・「The Everything Card Games Book: A complete guide to over 50 games to please any crowd」Nikki Katz

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