2018年3月4日日曜日

シークレット・エージェント(Secret Agent)

頑張れ!エージェント

シークレット・エージェントは、デビット・パーレットが創作したトリックテイキングゲームです。
4人個人戦になります。
通常のトランプよりジョーカーを除いた52枚を使います。
強さは
A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
です。
別途各スート1枚ずつ計4枚用意します。上記のトランプとは見分けやすいトランプを使うことをお勧めします。
この4枚をエージェントカードと呼びます。
このゲームは時計回りに進行します。



ディール

じゃんけんなど適当な方法で最初のディラーを決めます。
以降時計回りに持ち回りでディーラーを交代します。
各プレイヤーのにカードを1枚ずう、裏向きのまま配ります。
各プレイヤーの手札は13枚です。配り残りはありません。
その後手札とは別に、エージェントカードを各プレイヤーに1枚ずつ裏向きのまま配ります。
配られた手札とエージェントカードは、自分のだけを見ることができます。
エージェントカードは、手札とは別に裏向きのまま脇に置きます。
裏向きになった自分のエージェントカードは、いつでも見れます。

切り札決め

ディラーの左隣のプレイヤーから順に、切り札にしたくないスートを1つだけ宣言します。すでに宣言されたスートを指定することはできません。
例えば最初のプレイヤーが♠、2番目のプレイヤーがを宣言した場合、次のプレイヤーがは、か♣のどちらかを宣言しなければなりません。
最後のプレイヤーは、残ったスートを切り札にするか。ノートランプ(切り札なし)にするかを選びます。


プレイ

ディラーの左隣のプレイヤーが最初のリードプレイヤーになります。
プレイはマストフォローのトリックテイキングになります。
つまり:
1)リードで出されたスートがある場合は、必ずそのスートを出します。複数ある場合は、任意の1枚を出します。
2)ない場合は、切り札を含め何を出してもかまいません。
切り札が出た場合は、切り札の中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
切り札が出ていない場合は、リードで出されたスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。
勝ったプレイヤーが次のリードプレイヤーになります。
全員の手札がなくなったら、1ディール終了です。



得点

1トリック1点として計算します。これが各プレイヤーの基礎点になります。
もし1トリックも取らなかった場合は、基礎点は10点になります。
各プレイヤーは、エージェントカードを公開します。
最終的な得点は、エージェントカードで指定された相手の基礎点と自分の基礎点をかけた点数になります。
エージェントカードの指定は以下の通りになります。

  • :左隣のプレイヤー
  • :右隣のプレイヤー
  • ♣:対面のプレイヤー
  • ♠:自分自身
例えば相手が4トリック、自分が5トリックだった場合:4x5=20点になります。
もし相手が0トリック、自分が6トリックだった場合は、10x6=60点になります。
全トリックを取り、エージェントカードが♠だった場合は、169点になります。
それ以外のプレイヤーは130点、100点のいずれかになります。


ゲームの終了

4ディール行い、最も得点が高いプレイヤーの勝利になります。
もし同点だった場合は、追加で数ディール行うか、引き分けにします。



遊んでみましたが、なかなか面白かったです。
自分はトリック数を取っても、エージェントで指定された相手が少ないトリック数だと点数が伸びません。
そのため、わざと取らないプレーをしてしまいがちになります。
しかしわりと裏目に出るものです。
少し得点が大雑把かなと感じましたが、ルールも比較的シンプルですし、遊びやすいゲームだと思います。

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